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ニュースリリース

少子高齢化社会の中で存在感を増すペット ~癒し・安らぎが求められる時代、さらなる成長が期待されるペット関連産業~

2009.10.02 ニュースリリース

平成21年10月2日
No.09-145
株式会社 いよぎん地域経済研究センター

少子高齢化社会の中で存在感を増すペット

~癒し・安らぎが求められる時代、さらなる成長が期待されるペット関連産業~

 株式会社いよぎん地域経済研究センター(略称IRC、社長 原 正恒)では、このたび下記のとおり、ペットを取り巻く現状について取りまとめましたので、お知らせいたします。なお、詳細は2009年11月1日発行の「調査月報IRC・2009年11月号」に掲載いたします。

【調査概要】

 県内消費者のペットの飼育状況やニーズを把握するため、2009年9月に県内在住の個人を対象にアンケートを実施、613名から回答を得た(有効回答率61.3%)。

【調査結果要旨】

  1. 現在ペットを飼っている人は40.6%で、飼っている種類は「犬」(70.2%)が最も多く、次いで「魚類」(31.5%)、「猫」(22.6%)となった。従来から人気の高い犬に加え、室内で気軽に飼える魚類、散歩が不要な猫など、自身の生活スタイルに合うペットが選ばれている。
  2. 現在ペットを飼っている人に飼い始めたきっかけを尋ねたところ、「自分や家族が動物好きだから」(63.3%)が最も多く、次いで「潤いや安らぎを与えてくれるから」(37.1%)となった。かつて防犯など実用的な目的で飼われていたペットに、今は“癒し”としての役割も求めているとみられる。
  3. 現在ペットを飼っている人の約7割が、ペットを家族の一員と「思う」としており、「どちらかと言えば思う」を合わせると約9割に達した。特に、単身や夫婦のみの世帯ほどその傾向が強く、ペットは子供やパートナー代わりの存在であるようだ。
  4. 1ヵ月間のペット関連支出金額は「3,000~5,000円未満」「5,000~10,000円未満」との回答が、各22.2%で最も多かった。また、約2割は「旅行・レジャー費」や「食費・外食費」などの支出を削って、飼育費用を捻出している。飼い主にとって家族の一員であるペットへの支出は必要経費であり、他の費目に優先するのだろう。
  5. これまで利用したことのあるサービスとして最も多かったのは「動物病院」(67.6%)、次いで「ペット美容室」(39.6%)となった。また、「ペットシッター」や「ペット保険」を今後利用したいと考える人も増えており、ニーズの高いサービスを中心に、ペット関連サービスの裾野はさらに拡大していくと思われる。

    ペットに関するアンケート結果(PDF形式:31KB)

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