平成23年6月24日
No.11-085
株式会社 いよぎん地域経済研究センター
愛媛のシニアマーケットの動向について
株式会社いよぎん地域経済研究センター(略称 IRC、社長 原 正恒)では、「中高年世代の生活に関するアンケート」を実施し、その結果などを基に、65歳以上のシニアの消費マーケット規模を推計いたしましたので、下 記のとおりお知らせいたします。なお、詳細については、2011年秋に発行予定のIRC調査報告書「愛媛のシニアビジネス(仮題)」に掲載する予定です。
記
調査概要
IRCでは、愛媛県内に住む50歳以上の個人を対象として「中高年世代の生活に関するアンケート」を実施し、733人から回答を得た。その結果などを基 に、愛媛県内における65歳以上のシニアの消費マーケット規模を、アクティブシニア(65歳~74歳)とゴールドシニア(75歳以上)に分類して、 2030年まで推計した。
調査結果要旨
- アクティブシニア(65歳~74歳)のマーケット規模は、2015年から2020年の間にピークを迎え、その後は減少に転じる。分野別にみ ると、特に「教養・娯楽」は2015年には2010年と比べて10%以上の伸びを示し、「住居」も2020年頃までマーケットの拡大が続く。
- ゴールドシニア(75歳以上)のマーケット規模は、2030年までの予測期間を通して拡大が続き、特に2020年から2025年にかけてマーケットが大きく拡大する。分野別にみると、特に「保健・医療」や「食料」などの分野が大きく拡大する。
- アクティブシニアとゴールドシニアを合わせた65歳以上のシニアマーケットの規模は、2020年から2025年の間にピークを迎え、その後は減少に転じるという推計結果となった。