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四国の「道の駅」を訪ねて

瀬戸大橋記念公園(香川県坂出市) -水と、緑と、太陽のブリッジランド- (2007年5月) 

2007.05.01 四国の「道の駅」を訪ねて

道の駅「瀬戸大橋記念公園」

香川県坂出市番の州緑町6-13
TEL 0877-45-2344 FAX 0877-45-2419
 「瀬戸大橋記念館」「東山魁夷せとうち美術館」の休館日は、いずれも毎週月曜日

シリーズ「四国の『道の駅』を訪ねて」第6回目は、香川県坂出市にある道の駅、「瀬戸大橋記念公園」を紹介する。

 

道の駅「瀬戸大橋記念公園」の概要

松山市内から車で約1時間半、高松自動車道「坂出I.C」を降り、北に15分ほど走ると「瀬戸大橋記念公園」に到着する。瀬戸大橋の完成を記念し、昭和63年にオープンしたこの施設は、平成6年3月に香川県初の「道の駅」として登録された。
 当公園には中核施設の「瀬戸大橋記念館」をはじめ、多様な施設が整備されている。当地ゆかりの東山魁夷(祖父が櫃石島(ひついしじま)出身)の作品を揃えた「香川県立東山魁夷せとうち美術館」や、万葉の歌人柿本人麻呂等の文学碑を巡る「沙弥島(しゃみじま)」も隣接しており、風光明媚な見所が盛りだくさんの道の駅である。

 

圧倒的なスケールの「瀬戸大橋記念公園」

瀬戸大橋記念館

瀬戸大橋記念館

当公園は架橋を記念して整備された瀬戸大橋のたもとに広がる公園で、広域観光の拠点や休息エリアとして、団体客や家族連れなどを中心に年間約40万人が訪れている。
 10.2haの緑と水に囲まれた広大な園内には、「瀬戸大橋記念館」を中心に、趣向を凝らした噴水や、讃岐の美しい山麓から流れ落ちる滝をイメージして造られた庭園が広がる。一年を通じて四季折々の花が楽しめ、5月にはつつじや藤が見頃となる。また園内には、架橋工事で使われた機械の実物等も多数展示されている。
 その他、大型遊具のある「子ども広場」や、国内最大級の木製ドーム「マリンドーム」(1,200人収容)などもある。大橋を間近に見上げる眺望はダイナミックで、橋を頻繁に行き来する瀬戸大橋線マリンライナーは迫力満点だ。
 また、南側公園の「芝生広場」には、サッカーグラウンドが4面も取れる球技場の他、日本ターゲット・バードゴルフ協会公認のゴルフ場等も併設されている。とにかく、広々としていて気持ちがいい。

 

「瀬戸大橋記念館」の設備は、財布にも優しい

公園入り口から北に伸びる水の回廊の先に、当館がある。ここでは、人類の英知と技術を結集して完成した世界最大級の道路・鉄道併用橋「瀬戸大橋」の実現までの道のりや工事の全貌などが、動く模型や映像、パネルなどで分かりやすく紹介されている。また、シミュレーターで橋の横断や、橋伝いに点在する島巡り等も体感できる。
 特に、館内の「ブリッジシアター」での臨場感あふれる大型映像は、迫力満点で圧巻だ。屋上の展望台には望遠鏡も設置されおり、ここか ら眺める橋や行き交う大型船、点在する島々などの風景も見事である。

ブリッジシアター

ブリッジシアター

しかも、これらの設備が全て無料で利用でき、財布にも非常に優しい。お父さんから子供まで、心置きなく楽しめること請け合いだ。

 

「東山魁夷せとうち美術館」で瀬戸内アートを堪能

当美術館は、日本画の巨匠、東山魁夷の遺族から寄贈された貴重な資料を展示・公開するとともに、氏の偉大な画業を紹介することを目的に、05年4月、「櫃石島(ひついしじま)」が眺望できるこの地にオープンした。2年間で21万人もの入館者を集めている話題の美術館である。
 常設展では、約280点の作品を年間4回の入れ替えで30~40点ずつ公開。さらに春と秋には企画展が開催されるが、現在は京都やドイツ、オーストリア等の古都を題材とした「美しき古都」展が開催されている(期間は5/27まで)。
 また、ニューヨーク近代美術館の増改築で知られる建築家・谷口吉生の設計も見所のひとつ。エントランスには、絵葉書や額絵、書籍など当館オリジナルグッズを販売するミュージアムショップや映像ギャラリーが設けられている。ラウンジは、瀬戸内の大パノラマを眺望しながら、カフェや休憩場所として利用できる、いつまでも海を眺めていたくなるような素敵な場所だ。

瀬戸内の大パノラマ

瀬戸内の大パノラマ

 

四国の人間にとって、思い入れのある場所

その他、当公園周辺には讃岐うどんの名店や穴場の店も散在しており、うどん店めぐりにも挑戦できる。
 来年4月に20周年を迎える瀬戸大橋記念公園。ここは、私たち四国の人間にとって、積年の夢「本四架橋」が初めてかなった、思い入れの強い場所である。私もかつて開催された「瀬戸大橋博覧会」を訪れ感銘を受けたが、当時の情景に思いをはせつつ、この「水と、緑と、太陽のブリッジランド」を巡ることで、ゆったりとした時間を過ごすことができた。

(阿部 恵介)

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