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四国の「道の駅」を訪ねて

みま(宇和島市三間町) -コスモスの香りただよう美沼(みぬま)の里-(2007年3月)

2007.03.01 四国の「道の駅」を訪ねて

【概要】道の駅「みま」

〒798-1114
愛媛県宇和島市三間町大字務田180-1
TEL 0895-58-1122  FAX 0895-58-1166
休館日 毎週火曜日(火曜日が休日の場合は翌日)

シリーズ「四国の『道の駅』を訪ねて」第5回は、宇和島市三間町にある道の駅「みま」を紹介する。

 

道の駅「みま」

道の駅「みま」は、平成15年7月に、旧三間町の総合交流拠点施設としてオープンし、同年8月に道の駅として登録された、比較的新しい施設である。
 宇和島市中心部からは車で約15分、田園風景に囲まれた豊かな自然の中に位置している。松山市内からは、松山自動車道(松山IC~西予宇和IC)経由で約1時間半である。
 近隣道路の通行量は決して多くないが、大洲や八幡浜、松山などからわざわざ訪れる人も多いという。また、四国霊場41番札所龍光寺、42番札所仏木寺に近いことから、お遍路さんの休憩所としても親しまれている。
 中核施設である「コスモス館」は、農産物・特産品販売コーナーをメインに、「畦地梅太郎記念美術館・井関邦三郎記念館」やレストランなどが併設されている。天に向かって大きく反った特徴的な車寄せの屋根には、三間町や地域産業の飛翔という願いが込められているとのことである。

 

おいしいみまの農産物・特産品をご賞味あれ

正面入口を入ってまず目につくのが、農産物直売コーナーと特産品販売コーナーである。
 農産物直売コーナー(通称:美沼ふれあい市)には、おいしさが自慢の「三間米」をはじめ、朝採りの新鮮野菜や果物などが並んでいる。出荷農家は200余りで、無農薬や低農薬栽培にこだわりを持っており、生鮮品は夕方5時に売れ残ったものを持ち帰るなど、朝採りしか売らないという自主ルールも確立されている。
 特産品コーナーには、オリジナル商品の清酒「コスモスのさゝやき」や三間産たまねぎを使用した「たまねぎドレッシング」など、地域の特産品をはじめ、民芸品やおみやげ物、自然食品、癒しグッズなど、様々な品物が並んでいる。アイテム数はざっと1,500で、“買う楽しみ”を十分に満喫できる品揃えとなっている。
 また、「コスモス館」の一角を占めるK-1グッズ販売コーナーには、ファイターのフィギュアやデザインTシャツなどが並び、ファンにとってはたまらない空間となっている。

おいしい「三間米」を求めて訪れる人も多い

おいしい「三間米」を求めて訪れる人も多い

 

畦地梅太郎記念美術館・井関邦三郎記念館

「畦地梅太郎記念美術館」には、戦後を代表する版画家の一人である氏の作品とともに、三間町出身の芸術家の作品も展示されており、みまの風土が生んだ美しい芸術の数々を楽しむことができる。
 「井関邦三郎記念館」には、日本を代表する総合農機メーカーの創業者である氏の人生の軌跡や、開発した農機具などが展示されている。
 美術館や記念館が併設された道の駅は、全国的にも珍しいとのことである。ちなみに、入場料金は、一般300円(団体200円)、小・中学生150円(同100円)となっている。

 

おすすめメニューはランチバイキング

道の駅「みま」で最も人気のスポットは、地域の農家女性グループ「美沼っ娘」が運営するレストラン「畦みちの花」である。お母さんたち による手作りの味だが、メンバーが様々な料理方法を勉強し、郷土料理の研修も行うなど、その取り組みは半端ではない。材料はメンバーの持ち寄りが基本で、安心・安全も“売り”である。
 メインメニューのランチバイキング(午前11時~午後2時)は、旬の食材を使った四季折々の料理約16品目が食べ放題で、なんと750円。毎日のように足繁く訪れるリピーターも多く、休日には、店内56席はもちろん、テラス席にも人があふれるほどの人気ぶりだ。

“美沼っ娘”たちの作る“おふくろの味”が大人気

“美沼っ娘”たちの作る“おふくろの味”が大人気

 

みまの魅力をふんだんに楽しもう

三間町は、水沼が転じてみまの地名になったといわれるほど、かつては美しい湿地が多く、今でも“美沼の里”と呼ばれている。四季折々の花が楽しめる「花の町」で、特にコスモスが有名だ。11月初旬に、中山池自然公園周辺で開催されるコスモス祭りは、県内外からの多数の観光客でにぎわっている。
 道の駅「みま」では、レンタサイクルの貸し出し(大人300円、小人200円、電動自転車500円)も行っている。道の駅「みま」を拠点に、みまの魅力を満喫してみてはどうだろうか。

 

「わっ楽しそう」を求めて

道の駅「みま」の立地は、他の道の駅に比べて恵まれているわけではない。それだけに、スタッフ全員が、“わざわざ来てもらえるような魅力づくり”に、知恵をしぼり、汗を流している。支配人の清水実昭氏によると、「訪れた人が最初に発する『わっ楽しそう』という言葉が何よりうれしい」という。これからも、「わっ楽しそう」を求めて、ますます魅力的な施設となることを期待したい。

(福本 太一郎)

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