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しまなみグルメ紀行

上浦町・大三島町 『歴史の島・大三島グルメも国宝級だ!』  上浦・大三島 旨いものめぐり(99年10月) 

1999.10.01 しまなみグルメ紀行

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 グルメ探検の旅もいよいよ第3弾!今回から愛媛県に入り、上浦町と大三島町の旨いものを担当者の五感で選び産地直送で紹介する。

上浦 ごちそう ~ハマグリの網焼を体験 やはり自然の味付けが最高だ!~

 上浦町には、「高級ヒラメ料理」や「鶴亀鯛料理」(キジ鍋、スッポンの唐揚げ、鯛の刺身からなる)などの名物料理がある。しかし、今回は自分でも気軽にできそうな「ハマグリの網焼」に挑戦してみた。瀬戸地区にある作業場で分けてもらったハマグリを、金網の上に並べる。後は、炭火にかけて焼くだけである。潮の香りが辺りに漂い、心地良い。“パカッ”と貝が開く。貝殻からこぼれた貝汁が炭火に落ちて“ジュー”っと音を立てる。後は、貝汁が煮立って貝の身が十分に焼き上がるまでしばし我慢する。焼き上がった貝の身にはレモンを搾って食べる。熱いのをパクッと口に入れると、ジューシーな味が口一杯に広がる。自然の味付けにかなうものはない。“グビッ、グビッ”っと、ビールがどんどんすすむ。「あー、なんて幸せなんだろう」と単純にそう思う。

▲ハマグリの網焼き

▲ハマグリの網焼き

 

上浦 おやつ ~サツマイモのお菓子で、ちょいと一服~

 郷土の英雄にちなんで作られたお菓子が「芋吉」(いもきち)である。昔、この島に下見吉十郎(あさみきちじゅうろう)という男がいた。彼は、その当時薩摩の国から持ち出し禁止だったサツマイモを、苦心してこの島に持ち帰り、この地方に普及させた。そのおかげで、後の享保の大飢饉にも一人の犠牲者も出すことなく飢えを凌ぐことができた。その功績を称え、島では「いも地蔵さん」をまつり、彼の命日(旧暦9月1日)は報恩の行事の日となっている。
 「芋吉」は、サツマイモを使った手造りでヘルシーなお菓子である。見た目もサツマイモを半分に割ったようでかわいらしい。ほんのりと甘いサツマイモの風味が生かされており、食物繊維たっぷり、ビタミン、デンプン質、タンパク質も豊富な元気の出そうなお菓子である。女性に好まれそうな味で、三時のおやつにぴったりである。

▲芋吉

▲芋吉

 

大三島 料理 ~オコゼの唐揚げをバリバリ、ポリポリ、サクサク~

 瀬戸内を代表する高級魚のオコゼ料理を求めて、宗方地区にある「活魚料理・旅館かわかみ」を訪ねた。この旅館の魚の鮮度へのこだわりは、半端じゃない。急な潮の流れに鍛えられて身の引き締まった来島海峡の魚を、専属の漁師さんが釣る。それを買い取り、旅館前の海中の天然いけすに放す。そして、その日に食べる分だけを網ですくい上げて即料理する。本当に新鮮な魚は、まったく魚臭くなく、味も全然違う。

▲網の中の魚

▲網の中の魚

▲オコゼの唐揚げ

▲オコゼの唐揚げ

 「どうぞ見てください。」と、大将が言う。いけすからすくい上げた活きのいい魚が、足元で跳ねている。潮焼けした大将の顔から、「本当にいいモノをお客さんに食べて貰いたい。喜んで貰いたい。」という思いが伝わってくる。
「オコゼの唐揚げ」は、頭からバリバリ、中骨のせんべいをポリポリ、そして白身をサクサクと食べるのが通の食べ方だそうだ。淡泊でありながらも、深みのある上品な旨さである。また、「オコゼのお造り」もあっさりとして美味い。特に、オコゼの肝は珍しい。

 

大三島 お土産 ~懐かしさを感じさせる「甘酒まんじゅう」に感激~

 観光地・大三島町のお土産は、盛り沢山である。その中でも、特に人気があるのが「神島(みしま)まんじゅう」。大三島みかんの花の蜂蜜がたっぷりと染み込んだカステラの中に、白餡が入っている。一口サイズの饅頭で、とても食べやすい。「甘酒まんじゅう」は、どことなく懐かしさを感じさせる饅頭。地元の人に愛されている。甘酒風味の黄色っぽい皮で、黒餡を包んでおり、もちもちとした食感がたまらない。一日限定数の生産で売り切れたらそれで終わりとなる。一個単位で売ってくれるのが嬉しい。あっさりとした甘みの素朴な味わいを是非お試しあれ。
 「大三島手づくりセリー」は、大三島自慢のみかんの果汁をたっぷり使った甘さ控えめのゼリーで、つぶつぶの果肉がたくさん入っている。凍らせて食べてもおいしい。「あさりの塩辛」は、町内の遠浅の海岸で採れたあさりをお土産用に塩辛にした瀬戸内の珍味。ビールやお酒の肴にピッタシ。本当に旨いものがいっぱいで、とても全部は食べきれない。

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