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くろーずあっぷ東予

今治市 第一回 今治市民のまつり その名は“おんまく”(98年9月)

1998.09.01 くろーずあっぷ東予

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 今治市は、愛媛県の北東部、高縄半島の先端に位置している。東は瀬戸内海の中央燧灘に面し、西は玉川町、大西町、南は東予市、朝倉村に接し、北は来島海峡をはさんで大島や大三島などの芸予諸島と相対している。古くから瀬戸内海における東西及び南北交通の要衝、城下町としてひらけてきた。戦災など幾度かの困難があったものの、進取に富む市民性によりこれらを克服し、東予地方の政治、経済、文化の中心地として発展している。特に、タオル、造船等の地場産業集積都市として全国的に有名である。

おんまく誕生

 その今治市では、第一回今治市民のまつり“おんまく”が8月7日(金)夕方7時のオープニングセレモニーを皮切りに8月9日(日)までの3日間にわたって開催された。この祭りは、瀬戸内しまなみ海道の開通を来年に控え、従来の今治みなと祭とバリ祭を昇華統合し、次世代に引継がれていくような市民総参加の祭りを創りたいという気持ちから生まれたものである。

 

みんなでおもいっきり楽しむまつり

 “おんまく”とは、今治地方の方言で、「めちゃくちゃ、いっぱい、おもいっきり」という意味の言葉である。言葉がユニークで、意味合いがお祭りにぴったりといったことからつけられた名前で、できるかぎり多くの人が参加し、まつりをおもいっきり楽しんでもらいたいという願いがこめられている。

 

メインは6,500人規模のおどり

 8月8日(土)夕方4時からは、まつりのメインとなる6,500人規模(主催者調べ、以下同じ)のおどりが行われた。おどりは、最初にダンスバリが59チーム約2,500人、次に今治お祭り音頭及び木山音頭が46チーム約4,000人と続いた。ダンスバリは93年のプレバリ祭の時「暑い夏をおどりまくろう」というコンセプトのもと、生み出された今治のオリジナルダンス。リズムもメロディもエスニックで、その乗りのよさに人気がある。
 今治お祭り音頭は、今治市制60周年を記念して80年に、市民公募(歌詞)によってつくられた盆踊りである。木山音頭は、今治地方の古くからの盆踊りである。約400年前の1602年(慶長7年)、藤堂高虎公による今治城築城の際、普請奉行となった木山六之丞が工事の能率を上げるため、自分の風体をもとに作った踊りが今日まで伝えられたものである。会場となった広小路沿道は、これらのおどりを見ようと、約15,000人の見物客でいっぱいになった。

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イベントが盛りだくさん

 この他自衛隊音楽隊による「おんまくコンサート」(8月8日)、木山音頭のバリエイションを競う「木山コレクション」(8月9日)、尾道市民や因島市民などによる「しまなみ海道太鼓&尾道踊り隊」(8月9日)、氷山宝さがしをはじめとする「ニッチイベント」(8月9日)、など数々のイベントも実施された。
 また、模擬店として、8月8日と9日の両日に屋台村24軒、バリテラス28軒が出店し、アイスやかき氷を買い求める親子連れやアベックなどの客で大盛況であった。
 最終日の8月9日20時頃からは、夏の夜空に3,500発もの色鮮やかな花火が打ち上げられ、3日間にわたるまつりのフィナーレを飾った。
 なお、8月8日、9日は第一回タオルフェアが同時開催された。
 まつりにより蓄えられたエネルギーが、地域の活性化に向けて大きな力として集結し、より活気あふれるまちづくりの一助となっていくことを期待する。

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(村上 孝範)

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